東雲の刻に残夢を浮かべ

砂を積むように生きていく

移り香に心を奪われて

皆様、こんにちは。


今日は秋の訪れを感じさせる肌寒い日になりましたね。

〇〇の秋、と言うフレーズがテレビで聞かれるこの頃。


では昔は、どうだったのでしょうか。

〇〇合と呼ばれた遊びが、その昔にありました。

日本史の教科書では、貝合(かいあわせ)が載っていますよね。

今で言う、神経衰弱みたいな遊びのことです。


では、薫物合をご存知でしょうか。

読み方は、たきものあわせ。

何と無く想像できた方もいらっしゃるでしょうね。

薫物とは、衣に薫りをつける小さな袋のことで、今で言うフレグランスにあたります。

使い終わった紅茶のパックを乾燥させて下駄箱に入れておくのと似ていますね。

薫物合は、各々が持ち寄った薫物の薫りと、その銘(名前)を披露しあって優劣をつける…という遊びです。


昔は、着物も遊びも優雅ですね。

ただ、絢爛なのは貴族の間だけだったのかもしれませんが…

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